モス編みとは
モス編み(英語でmoss stitch)は、苔を思わせる細かく上品な粒状の表面構造を作るテクスチャー模様です。シンプルでありながらエレガントな見た目で人気があります — 複雑に見えますが、実は表目と裏目を交互に編むだけの簡単な構造です。
棒針編みとかぎ針編みの2つのバリエーションがあります。さらに、用語が少し混乱しやすく、一部の資料では「moss stitch」と「seed stitch」が混同されています。この記事では両方について説明します。
Moss stitch vs. seed stitch — 違いは何?
アメリカの用語では、moss stitchとseed stitchは同じものです — 段内で表目と裏目を交互に編み、次の段では表目の上に裏目、裏目の上に表目を編みます。各段は前の段の鏡像になります。
イギリスの用語では違いがあります:
| 模様 | イギリスの定義 | リピート |
|---|---|---|
| Seed stitch | 各段で表/裏を交互、各段同じ | 1段 |
| Moss stitch | 表/裏を交互、ただし2段ごとに模様がずれる | 2段または4段 |
この記事ではアメリカの定義を使用します — moss stitch = seed stitch = 表目と裏目を交互に編み、各段でずらす編み方です。
棒針編みのモス編み
編み方(奇数目数)
1段目: *表目1、裏目1* — 最後まで繰り返し、最後の目は表目。
2段目: 1段目と同じ — *表目1、裏目1* 最後まで繰り返し、最後は表目。
1段目と2段目を繰り返します。ポイントは、表目の上には裏目、裏目の上には表目を編むことです。各目が段から「飛び出して」特徴的な粒状のテクスチャーを作ります。
なぜ丸まらないのか
メリヤス編みと違い、モス編みは端が丸まりません。これは表目と裏目が全面に均等に配置されているため、張力がバランスされているからです。そのため、モス編みは縁編みを追加する必要なく、ショール、ブランケット、縁飾りに最適です。
かぎ針編みのモス編み (moss stitch crochet)
かぎ針編み版のモス編みは、細編みと鎖編みを交互に使います:
1段目: 細編み1、鎖編み1、1目飛ばす — 繰り返し。
2段目: 前段の鎖編みスペースに細編み1、鎖編み1 — 繰り返し。
結果として、規則的な隙間のある繊細で軽やかなレース風のテクスチャーができます。棒針編み版より軽やかですが、それでも明確な「苔状」の構造を持っています。
適したプロジェクト
ショールとネックウォーマー — モス編みは両面とも美しく(両面とも同じに見える)、ショールに理想的です。丸まらないので、縁編みが不要です。
ベビーブランケット — 柔らかく繊細なテクスチャーが肌触りよく、複雑な作業なしで編めます。
クッション — 複雑な模様なしで、クッションに興味深い表面を与えます。
縁飾りとパネル — モス編みは丸まらず、きれいな境界を作るため、セーターやブランケットの縁模様としてよく使われます。
コツ
目数を数えましょう — モス編みでは表目か裏目かわからなくなりがちです。簡単なコツ:針の下の目を見てください — 「V」字(表目)に見えたら裏目を編み、「波」(裏目)に見えたら表目を編みます。見えているものの反対を常に編むのです。